作品の元になった神話

『Fate/Grand Order』のギリシャ神話のサーヴァントの元ネタ

歴史や伝説の人物が「サーヴァント」として戦う『Fate/Grand Order』。ギリシャ神話から来たメドゥーサ、ヘラクレス、アタランテは、神話ではどんな人物だったのか。

どんな作品か

『Fate/Grand Order』は、TYPE-MOONのスマートフォン向けのゲームで、公式サイトはジャンルを「FateRPG」とする。アーケード版の公式サイトには、アーサー王、ジャンヌ・ダルク、ギルガメッシュなど、歴史や伝説の人物が「サーヴァント」として並ぶ。その中に、ギリシャ神話から来た者たちもいる。

近現代『Fate/Grand Order Arcade』公式サイト「サーヴァント紹介」

メドゥーサ

公式の紹介では、メドゥーサはゴルゴン三姉妹の末の妹で、見たものを石にする蛇の怪物として描かれてきた、とされる。さらに、もとは土地の地母神だった、という見方をとっている。

近現代『Fate/Grand Order Arcade』公式サイト「サーヴァント紹介」

ヘシオドスの『神統記』でも、メドゥサはゴルゴン三姉妹の一人で、三人のうち彼女だけが死すべき身だった。英雄ペルセウスに首を斬られたとき、その体から天馬ペガソスが飛び出す。髪が蛇になったいきさつを語るのは、ずっと後のローマの詩人オウィディウスで、もとは美しい娘だったメドゥサの髪を、女神アテナが蛇に変えたという。

古拙期神統記ローマ期変身物語

ヘラクレス

公式の紹介では、ヘラクレスはゼウスと人間の娘のあいだに生まれた半神半人の英雄で、女神ヘラとの確執から数々の冒険をくぐり抜けた、とされる。

近現代『Fate/Grand Order Arcade』公式サイト「サーヴァント紹介」

神話でも、母は人間の王妃アルクメネで、ヘラは生まれる前から彼を憎み、赤ん坊の寝床に大蛇を送り込んだ。ヘラに狂わされて自分の子を殺してしまったあと、ヘラクレスは神託に従って王に仕え、難業に挑むことになる。

ホメロスイリアスローマ期ビブリオテーケー(ギリシア神話)

アタランテ

公式の紹介では、アタランテは名高い女狩人で、カリュドンの猪退治で最初に矢を射込み、アルゴ号の英雄たちにも加わった、とされる。

近現代『Fate/Grand Order Arcade』公式サイト「サーヴァント紹介」

猪狩りで最初に矢を当てたのがアタランテだという話は、アポロドーロスとオウィディウスにある。アルゴ号に乗ったかどうかは、伝えが分かれる。アポロドーロスは乗組員の名簿に彼女を入れているが、アポロニオスの『アルゴナウティカ』では、一緒に行きたがった彼女を、恋のもめごとを恐れたイアソンが断っている。

ローマ期ビブリオテーケー(ギリシア神話)ローマ期変身物語ヘレニズムアルゴナウティカ

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