作品の元になった神話

『ワンダーウーマン』の元ネタのギリシャ神話

アマゾン族の王女ダイアナが、人間の世界で戦う『ワンダーウーマン』。その故郷の島の名前も、一族の名前も、ギリシャ神話にさかのぼる。

どんな作品か

ワンダーウーマンは、アメリカのDCコミックスのヒーローで、初登場は1941年。隠された島テミスキラで育ったアマゾン族の王女ダイアナが、平和のために人間の世界で戦う。公式の紹介は彼女を、アプロディテのように美しく、アテナのように賢く、ヘルメスより速く、ヘラクレスより強い、と書く。

近現代DC公式「Wonder Woman」

女だけの戦士の国アマゾン

神話のアマゾンは、戦いにすぐれた女たちの国。男と交わって子が生まれても、育てるのは女の子だけだったという。『イリアス』では「男に匹敵する女たち」と呼ばれる。

ローマ期ビブリオテーケー(ギリシア神話)ホメロスイリアス

アマゾンの女王は、英雄たちとたびたび戦った。ヘラクレスは女王の帯を奪うよう命じられ、トロイア戦争では女王ペンテシレイアがトロイアの援軍に来て、アキレウスに討たれている。

ローマ期ビブリオテーケー(ギリシア神話)古拙期アイティオピス

テミスキラという島

ダイアナの故郷テミスキラの名は、神話のアマゾンの土地の名と重なる。アポロドーロスによれば、アマゾンはテルモドン川のあたりに住んでいた。女王の帯を求めて来たヘラクレスが船を着けたのが、テミスキュラの港である。

ローマ期ビブリオテーケー(ギリシア神話)近現代DC公式「Wonder Woman」

ダイアナという名前

王女の名ダイアナは、ローマの女神ディアナを英語で読んだ名前。ローマでは、ギリシャの狩りの女神アルテミスと同じ女神とされた。

近現代精選版 日本国語大辞典近現代デジタル大辞泉

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