パンフルート

長さの違う何本かの管を束ねたり、いかだのように並べたりして、切り口を吹いて鳴らす笛。材料は葦、竹、木、粘土、金属などで、いまもルーマニアやボリビアなどでよく使われる。名前は、ギリシャ神話の牧畜の神パンが使ったといわれるところから来ていて、シリンクス(シュリンクス)とも呼ばれる。ローマの詩人オウィディウスによれば、パンに言い寄られたニンフが逃げ、川に行く手をふさがれて葦に姿を変えた。パンは長さの違う葦を蝋でつなぎ、娘の名で呼ばれる笛を作ったという。
近現代デジタル大辞泉近現代改訂新版 世界大百科事典近現代日本大百科全書(ニッポニカ)ローマ期変身物語
