マラソン

紀元前490年、アテナイの軍がマラトンの戦いでペルシャの大軍を破ったとき、一人の兵士が戦場のマラトンからアテナイまでの約40キロを走って勝利を告げ、そのまま息絶えた、という故事にちなむ競技。1896年、アテネでの第1回近代オリンピックに向けて、フランスの言語学者ブレアルがこの故事にならってマラソンを種目に入れるよう提案した。この戦いには、神話の神も顔を出す。歴史家ヘロドトスによれば、ペルシャ勢の上陸を知らせにスパルタへ走った伝令は、途中の山中で牧神パンに呼び止められた。アテナイ人に好意を寄せている自分を、なぜ彼らは祀らないのか、とパンは言ったという。マラトンで勝ったあと、アテナイ人はアクロポリスの下にパンの聖域を設けた。
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