ギリシャ神話が語源の言葉

リセ

ライシーアム

腕を伸ばして立つ、ベルヴェデーレのアポロン。
腕を伸ばして立つ、ベルヴェデーレのアポロン。作者不詳『ベルヴェデーレのアポロン』写真は2009年・Public domain

フランスの高校にあたる学校をリセ(lycée)と呼ぶ。フランス語を経てラテン語の Lyceum にさかのぼる言葉で、英語でも「リセ」の意味では1865年から使われている。そのもとは古代アテネの東の郊外にあった木立と運動場の名リュケイオンで、アリストテレスはここで教えた。場所の名は、近くに神殿があったアポロンの呼び名「リュケイオス」から取られている。この呼び名はおそらく「狼の」という意味、あるいはそう受け取られていた言葉で、なぜアポロンが狼と結びつくのかについての言い伝えは、はっきりしなくなっているという。英語の lyceum は1580年代から見え、19世紀には文学協会や、公開講座を開く施設の名にもなった。プラトンの学園がアカデミーの語源になったのと、ちょうど対になる話である。

近現代オンライン語源辞典近現代Merriam-Webster英語辞典

元になった神話

アポロン弓・神託・音楽・疫病を司るゼウスとレトの子。『イリアス』は彼が放つ疫病の矢から始まり、トロイア側に立ってパトロクロスを打ち倒し、アキレスの死にも関わる。デルポイの神託の主でもある。

アポロンから来たほかの言葉