アポロン的・ディオニュソス的

ニーチェが『悲劇の誕生』で説いた、芸術を動かす二つの衝動の呼び名。アポロン的は、知的で静か、秩序と調和のとれたまとまりを目ざすさま。対になるディオニュソス的は、陶酔的で激情的、ものを生み出す力にあふれたさまをいう。神託と音楽の神アポロンと、葡萄酒と熱狂の神ディオニュソスの名から。国語辞典では「アポロ的」「ディオニュソス的」の見出しで載る。英語の形容詞 Apollonian は1660年代、Dionysian は1600年ごろから、もとは「その神に関わる」という意味で記録がある。
