ギリシャ神話が語源の言葉

アポロン的・ディオニュソス的

腕を伸ばして立つ、ベルヴェデーレのアポロン。
腕を伸ばして立つ、ベルヴェデーレのアポロン。作者不詳『ベルヴェデーレのアポロン』写真は2009年・Public domain

ニーチェが『悲劇の誕生』で説いた、芸術を動かす二つの衝動の呼び名。アポロン的は、知的で静か、秩序と調和のとれたまとまりを目ざすさま。対になるディオニュソス的は、陶酔的で激情的、ものを生み出す力にあふれたさまをいう。神託と音楽の神アポロンと、葡萄酒と熱狂の神ディオニュソスの名から。国語辞典では「アポロ的」「ディオニュソス的」の見出しで載る。英語の形容詞 Apollonian は1660年代、Dionysian は1600年ごろから、もとは「その神に関わる」という意味で記録がある。

近現代デジタル大辞泉近現代オンライン語源辞典

元になった神話

アポロン弓・神託・音楽・疫病を司るゼウスとレトの子。『イリアス』は彼が放つ疫病の矢から始まり、トロイア側に立ってパトロクロスを打ち倒し、アキレスの死にも関わる。デルポイの神託の主でもある。

アポロンから来たほかの言葉