ギリシャ神話が語源の言葉

シャクヤク・ボタン

腕を伸ばして立つ、ベルヴェデーレのアポロン。
腕を伸ばして立つ、ベルヴェデーレのアポロン。作者不詳『ベルヴェデーレのアポロン』写真は2009年・Public domain

シャクヤクやボタンの仲間を英語でピオニー(peony)と呼び、学名もパエオニア(Paeonia)という。語源辞典によれば、ラテン語 paeonia、ギリシャ語 paiōnia から来た言葉で、おそらく神々の医者パイエオン(癒やし手としてのアポロンの呼び名でもある)の名にちなむ。根や花や種が薬として使われていたことから付いた名だという。『イリアス』には、この神々の医者が、ヘラクレスの矢を肩に受けた冥界の王ハデスや、戦場で傷を負った軍神アレスの傷に、痛みを鎮める薬草を塗って治す場面がある。

近現代オンライン語源辞典ホメロスイリアス

元になった神話

アポロン弓・神託・音楽・疫病を司るゼウスとレトの子。『イリアス』は彼が放つ疫病の矢から始まり、トロイア側に立ってパトロクロスを打ち倒し、アキレスの死にも関わる。デルポイの神託の主でもある。

アポロンから来たほかの言葉