ギリシャ神話が語源の言葉

リリック・歌詞

片手を上げて語りかける、弁論のヘルメス像。
片手を上げて語りかける、弁論のヘルメス像。作者不詳『弁論のヘルメス(ヘルメス・ロギオス)』1世紀末〜2世紀初めのローマの写し(元は前5世紀のギリシャの像。コモンズの説明による)・Public domain

歌の歌詞を英語で lyrics という。もとは lyric で、ギリシャ語の lyrikos「竪琴(リュラ)に合わせて歌う」から来ている。英語では1580年代から、歌うのにふさわしい叙情的な詩を指し、流行歌の歌詞の意味は1876年から記録がある。その竪琴を最初に作ったのは、生まれたばかりの神ヘルメスだった。『ヘルメス讃歌』によれば、赤ん坊のヘルメスはゆりかごを抜け出して一匹の亀を見つけ、甲羅に葦を差し、牛の皮を張り、羊の腸で弦を張って竪琴に仕立てた。のちにこの竪琴は兄のアポロンに贈られる。

近現代オンライン語源辞典古拙期ホメロス風讃歌

元になった神話

ヘルメス神々の伝令であり、境界と旅人と盗人と商人の神。生まれたその日に竪琴を発明し、アポロンの牛を盗んだ。魂を冥界へ導く役目も担い、生と死、神と人の境を行き来する神として描かれる。

ヘルメスから来たほかの言葉