ギリシャ神話が語源の言葉

フォビア

恐怖症

火星の衛星フォボス。2008年、NASAの探査機マーズ・リコネッサンス・オービターが撮影。
火星の衛星フォボス。2008年、NASAの探査機マーズ・リコネッサンス・オービターが撮影。NASA/JPL-Caltech/アリゾナ大学(HiRISE)『火星の衛星フォボス(カラー画像)』2008年3月23日撮影・Public domain

英語 phobia(単独の語としては1786年から)は、ギリシャ語 phobos から来ている。phobos は「恐れ、恐慌、恐怖の対象」を意味するが、もとの意味は「逃げ出すこと」で、ホメロスではこの意味でしか使われない。これを神格化したのが、軍神アレスの息子ポボス。日本語では「〜フォビア」がほかの語の後ろについて恐怖感や嫌悪感を表し、「コンピューターフォビア(コンピューター恐怖症)」のように使われる。火星の衛星フォボスも同じ神の名から。

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元になった神話

ポボスとデイモス軍神アレスとアフロディーテの息子たちで、戦場で兵の隊列を崩す「敗走(ポボス)」と「恐怖(デイモス)」の神。ヘシオドスが系譜を記し、『イリアス』ではアレスに付き従って戦車に馬をつなぎ、アガメムノンの盾にも描かれる。1877年に見つかった火星の二つの衛星は、この兄弟の名をもらった。英語の phobia(〜フォビア、恐怖症)も同じ言葉から来ている。

ポボスとデイモスから来たほかの言葉