ギリシャ神話が語源の言葉

土星の衛星ミマス

ユピテル(ゼウス)をはじめとする神々が守るオリュンポスに、巨人たちが攻めかかる場面(王宮の天井画のための下絵)。フランシスコ・バイエウの作。
ユピテル(ゼウス)をはじめとする神々が守るオリュンポスに、巨人たちが攻めかかる場面(王宮の天井画のための下絵)。フランシスコ・バイエウの作。フランシスコ・バイエウ『オリュンポス:巨人たちとの戦い』1764年・Public domain

土星の衛星ミマスは、直径の3分の1に及ぶ巨大なクレーターがあるため、映画「スター・ウォーズ」の宇宙要塞デス・スターに似ていると言われる。1789年にウィリアム・ハーシェルが見つけ、名前は息子のジョン・ハーシェルが付けた。名のもとはギリシャ神話の巨人ミマス。アポロドロスの『ビブリオテーケー』では、神々と巨人族の戦いで、鍛冶の神ヘパイストスに真っ赤に焼けた金属の塊を投げつけられて倒れた巨人である。NASAの説明では、倒したのはローマの軍神マルスとされている。

近現代NASA公式サイトローマ期ビブリオテーケー(ギリシア神話)

元になった神話

ギガース大地ガイアの子である巨人族。ヘシオドスでは切り落とされたウラノスの血から、輝く鎧と長い槍を持って生まれる。後代にはオリュンポスの神々に戦いを挑み、人間の英雄ヘラクレスの助けで滅ぼされる「ギガントマキア」の敵役になる。ホメロスでは、神々と戦う話はなく、滅びた荒々しい一族として名が出るだけ。

ギガースから来たほかの言葉