ギリシャ神話が語源の言葉

土星の衛星エンケラドゥス

ユピテル(ゼウス)をはじめとする神々が守るオリュンポスに、巨人たちが攻めかかる場面(王宮の天井画のための下絵)。フランシスコ・バイエウの作。
ユピテル(ゼウス)をはじめとする神々が守るオリュンポスに、巨人たちが攻めかかる場面(王宮の天井画のための下絵)。フランシスコ・バイエウの作。フランシスコ・バイエウ『オリュンポス:巨人たちとの戦い』1764年・Public domain

土星の衛星エンケラドゥスでは、2005年に探査機カッシーニが、表面から氷の粒とガスが噴き出しているのを見つけた。噴き出した粒は土星の環の一つをつくっている。NASAはこの衛星の名を、ギリシャ神話の巨人から取ったと説明する。神々と巨人族の戦いで、逃げるこの巨人に、女神アテナがシチリア島を丸ごと投げつけたと伝えられる。島の下敷きになった巨人の名が、氷を噴き上げる衛星に付いている。

近現代NASA公式サイトローマ期ビブリオテーケー(ギリシア神話)

元になった神話

ギガース大地ガイアの子である巨人族。ヘシオドスでは切り落とされたウラノスの血から、輝く鎧と長い槍を持って生まれる。後代にはオリュンポスの神々に戦いを挑み、人間の英雄ヘラクレスの助けで滅ぼされる「ギガントマキア」の敵役になる。ホメロスでは、神々と戦う話はなく、滅びた荒々しい一族として名が出るだけ。

ギガースから来たほかの言葉