ギリシャ神話が語源の言葉

ギガ

ユピテル(ゼウス)をはじめとする神々が守るオリュンポスに、巨人たちが攻めかかる場面(王宮の天井画のための下絵)。フランシスコ・バイエウの作。
ユピテル(ゼウス)をはじめとする神々が守るオリュンポスに、巨人たちが攻めかかる場面(王宮の天井画のための下絵)。フランシスコ・バイエウの作。フランシスコ・バイエウ『オリュンポス:巨人たちとの戦い』1764年・Public domain

スマートフォンの容量やデータ通信量でおなじみの「ギガ」は、10億倍を表す国際単位系の接頭語で、記号は G。この言葉は、ギリシャ語で「巨人」を意味する gigas から来ている。デジタル大辞泉もそう説明し、ブリタニカ国際大百科事典はさらに、ギリシャ神話の巨人族ギガスに由来すると書いている。大地の女神ガイアから生まれ、オリュンポスの神々と戦って滅ぼされた荒々しい巨人たちである。英語の語源辞典によれば、giga- は1947年に、巨人を意味するこの言葉から、ほぼ思いつきで作られた。ギガバイトという言葉は1982年から使われている。英語では「ジガ」「ジャイガ」と読むことが多い、と百科事典は添えている。

近現代デジタル大辞泉近現代ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典近現代オンライン語源辞典

元になった神話

ギガース大地ガイアの子である巨人族。ヘシオドスでは切り落とされたウラノスの血から、輝く鎧と長い槍を持って生まれる。後代にはオリュンポスの神々に戦いを挑み、人間の英雄ヘラクレスの助けで滅ぼされる「ギガントマキア」の敵役になる。ホメロスでは、神々と戦う話はなく、滅びた荒々しい一族として名が出るだけ。

ギガースから来たほかの言葉