ギリシャ神話が語源の言葉

キューピッド

翼を持つ少年の姿のエロス像。
翼を持つ少年の姿のエロス像。作者不詳『ファルネーゼのエロス』・Public domain

英語 Cupid(14世紀後半)は、ローマの恋の神クピド(Cupido)の名から。ラテン語 cupido は「欲望・恋・情熱」を意味する普通名詞で、動詞 cupere「欲する」から来ている。クピドはギリシャのエロスと同じ神とみなされた。日本の辞書は、キューピッドをウェヌス(ビーナス)の子で、弓矢を持つ裸の有翼の少年、その矢に当たった者は恋心を起こす、と説明する。人形のキューピー(Kewpie、1909年)は、イラストレーターのローズ・オニールが Cupid の愛称形を崩して作った名。唇の形をいう「キューピッドの弓(Cupid's bow)」は1858年から。

近現代オンライン語源辞典近現代デジタル大辞泉

元になった神話

エロス愛欲の神。ヘシオドスでは世界の始まりにカオス・ガイアと並んで現れる最古の神の一柱だが、後代にはアフロディーテの息子で、矢で神や人間に恋を起こさせる少年として描かれるようになる。ローマのクピド(キューピッド)と同一視され、アプレイウスの物語ではプシュケの夫となる。

エロスから来たほかの言葉