ギリシャ神話が語源の言葉

小惑星エロス

翼を持つ少年の姿のエロス像。
翼を持つ少年の姿のエロス像。作者不詳『ファルネーゼのエロス』・Public domain

地球の近くまでやって来る小惑星の一つ。1898年8月13日、ベルリンのウラニア天文台のヴィットと、フランスのニースのシャルロワが、同じ日にそれぞれ見つけた。名前は、ギリシャ神話の愛の神エロスから。男の神の名を付けたのは、当時の小惑星の名づけの慣例から外れていた。アメリカ航空宇宙局(NASA)の探査機ニア・シューメーカーは、2000年のバレンタインデーにこの小惑星のまわりを回りはじめ、2001年2月12日に人類で初めて小惑星への着陸を果たした。愛の神の名をもつ星を回りはじめたのは、恋人たちの日だったことになる。

近現代NASA公式サイト

元になった神話

エロス愛欲の神。ヘシオドスでは世界の始まりにカオス・ガイアと並んで現れる最古の神の一柱だが、後代にはアフロディーテの息子で、矢で神や人間に恋を起こさせる少年として描かれるようになる。ローマのクピド(キューピッド)と同一視され、アプレイウスの物語ではプシュケの夫となる。

エロスから来たほかの言葉