りゅうこつ座・とも座・ほ座・らしんばん座

南の空にある、りゅうこつ座(竜骨座)・とも座(船尾座)・ほ座(帆座)・らしんばん座(羅針盤座)の四つは、もとは一つの巨大な星座だった。金の羊毛を求めてイアソンと英雄たちが乗り込んだ船、アルゴ船をかたどった「アルゴ座」である。平凡社の世界大百科事典によれば、あまりに広すぎるので、1752年にフランスの天文学者ラカイユが、竜骨・船尾・帆・羅針盤の四つに分けた。いまはアルゴ座という名は使われない。ローマ時代のヒュギヌスの『天文譜』は、この船が星になった理由を、海に出た最初の船だったからだと多くの人が言っている、と書く。そして、空には船の全体ではなく、船尾から帆柱までしか描かれていない、それは船が壊れても人々がおびえないように、という意味だ、という説明も添えている。アルゴという船の名は、語源辞典によればギリシャ語で「速いもの」の意味である。
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