出典 · 古典期(悲劇・歴史)
アンドロマケ
エウリピデス · 前425年頃 · Andromache
日本語訳: 松平千秋・久保正彰・岡道男編『ギリシア悲劇全集』岩波書店、1990-93(全13巻+別巻) / 丹下和彦訳『エウリピデス 悲劇全集』京都大学学術出版会(西洋古典叢書)、2012-16 · 原文・参考リンク ↗
この出典が語っていること
アンドロマケ
- その後の生は出典で異なる。エウリピデス『アンドロマケ』ではネオプトレモスとの間に息子を産んでおり、劇の最後にテティスが、その子の血統がモロッソイの地を治めると予言し、アンドロマケはヘレノスと結ばれると告げる(劇中でこの子がモロッソスと名指されることはない)。『アエネイス』ではヘレノスの妻としてエペイロスに小さなトロイアを再現している。 (エウリピデス『アンドロマケ』1243-1252、『アエネイス』3.294-505)
- 関係: spouse → helenus (エウリピデス『アンドロマケ』1243-1252 の予言、『アエネイス』3.294-505 でブトロトゥムの王妃として登場)
ヘレノス
- 関係: spouse → andromache (エウリピデス『アンドロマケ』1243-1252、『アエネイス』3.294-505)
メネラオス
- 落城の夜にヘレネを殺そうと剣を抜いたが、彼女の胸を見て剣を取り落とした——という話が悲劇に出てくる。エウリピデス『アンドロマケ』はこの型で彼を嘲り、『トロイアの女』では「スパルタへ連れ帰って殺す」と言いながら結局は連れ帰るだけになる。ホメロスのおだやかな戦後とは別の系統の後日談。 (『アンドロマケ』627-631 / 『トロイアの女』1050-1059)
ネオプトレモス
- 戦後、デルポイで殺される。エウリピデス『アンドロマケ』では、オレステスの企みにより神殿で襲われる。父の武具を継いだ若者が、父の敵ではなく身内の争いで死ぬ。 (1085-1165)
- 関係: spouse → andromache (戦利品として与えられ、子をもうける)