出典 · 中世以降
格言集(アダギア)
エラスムス · 1500年初版、1508年アルドゥス版で大幅増補 · Adagia
ラテン語の格言集。第1千集第1百の31番(I.i.31)「愚か者は痛い目にあって賢くなる」(Malo accepto stultus sapit)の説明でパンドラの話を語り直し、甕ではなく pyxis(小箱)とした。箱を開けるのはエピメテウス。本文はIHRIMの電子版で確認(2026年9月)。
この出典が語っていること
カリュブディス
- 「スキュラとカリュブディスの間」は、二つの危険のどちらを避けても他方に近づく状況を表す言い回しとして現代語に残る。ホメロス自身はこの表現を使わないが、キルケが「船ごと全員を失うより六人を取られる方がましだ」と助言する場面がもとになっている。ラテン語の成句としてはエラスムス『格言集』に収められて広まった。語源の節も参照。 (『オデュッセイア』12.108-110(スキュラの岩に寄せて漕ぎ抜けよ、仲間全員を失うより六人を嘆く方がずっとよい)、12.234-243(実際に通過する場面)を本文で確認。語源ファイル scylla-and-charybdis も参照。成句としての英語初出年は未確認)