ギリシャ神話が語源の言葉

加硫

バルカナイズ

金床のそばに座る鍛冶の神の大理石像。ローマ名のウルカヌスとして作られた。
金床のそばに座る鍛冶の神の大理石像。ローマ名のウルカヌスとして作られた。ギヨーム・クストゥ(子)『ウルカヌス』1742年(フランス王立アカデミー入会作品。コモンズの説明による)・Public domain

生ゴムに硫黄などを混ぜて熱し、ゴムの弾性を増す方法。1839年にアメリカのグッドイヤーが見つけた。英語では加硫を vulcanization、加硫することを vulcanize という。この語は1846年から記録があり、ローマの火と鍛冶の神ウルカヌスの名から作られた。火で鍛えることを受け持つ神の名を、熱を加えてゴムを強くする方法に当てたのである。ウルカヌスは、ギリシャの鍛冶の神ヘパイストスにあたる。

近現代デジタル大辞泉近現代改訂新版 世界大百科事典近現代オンライン語源辞典

元になった神話

ヘパイストス鍛冶と工芸の神。オリュンポスから投げ落とされて足が不自由になったと語られ、その出自と転落には複数の食い違う伝えがある。アキレスの楯をはじめ、神話世界の重要な人工物のほとんどが彼の手によるもの。

ヘパイストスから来たほかの言葉