ギリシャ神話が語源の言葉

すばる

踊るプレイアデスの姉妹たち。イライヒュー・ヴェダーの作。
踊るプレイアデスの姉妹たち。イライヒュー・ヴェダーの作。イライヒュー・ヴェダー『プレイアデス』1885年・Public Domain (The Met Open Access, CC0)

おうし座のプレアデス星団の和名。辞書は、星々が一か所に統べ集まっているので「統ばる」と呼んだと説明する。平凡社の百科事典は、上代の人が髪や手首に着けた玉飾り「すまるの玉」の名をこの星団に付け、「すまる」が「すばる」になったとみている。平安時代の『和名類聚抄』に星の名として現れ、『枕草子』の「星はすばる」で知られる。自動車メーカーSUBARUはこの星団名を社名にしている。前身の富士重工業が5社の出資で設立されたことから、6つの星の星団の名を選んだと公式に説明している。ギリシャ神話のプレイアデス(アトラスの7人の娘)とは別に付いた名前で、同じ星団を東西で別々に呼んでいた例。

近現代日本大百科全書(ニッポニカ)近現代デジタル大辞泉近現代株式会社SUBARU 公式サイト(よくある質問・SUBARUトリビア)近現代改訂新版 世界大百科事典

元になった神話

プレイアデス巨人アトラスとオケアノスの娘プレイオネの7人の娘たちで、おうし座のプレアデス星団(すばる)になった。ホメロスとヘシオドスでは季節と航海の目印の星として現れる。「7人なのに6つしか見えない」ことを説明する神話が古代から語られ、日本の社名スバルと車名アルシオーネにもつながっている。

プレイアデスから来たほかの言葉