ギリシャ神話が語源の言葉

ペルセウス座

アルゴル

メドゥーサの首を高く掲げるペルセウス。チェッリーニの青銅像。
メドゥーサの首を高く掲げるペルセウス。チェッリーニの青銅像。ベンヴェヌート・チェッリーニ『メドゥーサの首を持つペルセウス』写真は2011年・CC0

北の空には、怪物メドゥーサを退治した英雄ペルセウスの星座もある。ローマ時代のヒュギヌスの『天文譜』は、彼が星になった理由を、家柄の尊さと、ふつうではない生まれ方のためだと書き、退治の道具立てを数え上げる。ヘルメスからもらった翼のあるサンダルと帽子、そしてかぶると姿が見えなくなる兜。現代の星座の絵では、ペルセウスは切り取ったメドゥーサの首を手に下げていて、その首にあたるのがアルゴルという星だ。アルゴルはアラビア語で「悪魔」の意味で、英語では14世紀後半から見える。ただし語源辞典は、そう呼ばれたのはおそらく首の絵のせいではなく、3日ごとに目に見えて明るさが変わるという、ほかの明るい星にはない性質のためだろうと書いている。

ローマ期天文譜近現代オンライン語源辞典近現代国立天文台 公式サイト

元になった神話

ペルセウスゼウスとダナエの子。見た者を石に変えるゴルゴンのメドゥーサの首を取り、帰り道で海の怪物からアンドロメダを救った。ヘラクレスの曾祖父にあたり、ペルシア人の名の由来とする伝えもある。

ペルセウスから来たほかの言葉