フローラ
植物相

ある地域や時代に生えている植物の全体(植物相)を、フローラという。もとはローマ神話の、花と豊穣と春の女神の名。英語では1500年ごろから女神の名として、1777年から「ある地域や時代の植物」の意味で使われている。植物を一覧にした本の題としては1640年代から使われ、1745年にリンネが『スウェーデン植物誌』(Flora Suecica)の題にしたことで広まった。オウィディウスの『祭暦』によれば、この女神はもとはギリシャのニンフ、クロリスで、西風の神ゼピュロスにさらわれてその妻となり、夫から花をつかさどる役目を与えられたという。
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