ギリシャ神話が語源の言葉

土星の衛星アトラス

天球を肩に担ぐ、ファルネーゼのアトラス。
天球を肩に担ぐ、ファルネーゼのアトラス。写真: Carlo Raso『ファルネーゼのアトラス』2世紀(前1世紀の原作の写し)。2018年撮影・Public domain

土星の衛星アトラスは、1980年に探査機ボイジャー1号の画像から見つかった小さな衛星で、赤道をぐるりと取り巻く盛り上がりのせいで、空飛ぶ円盤のような形をしている。土星の主な環の一つ、A環の外側の縁のすぐそばを回る。名は、ティタンの戦いに敗れたあと、天を支え続ける役目を負わされたアトラスから。土星には、アトラスの父イアペトス、兄弟のプロメテウスとエピメテウスの名を持つ衛星もあり、一家がそろっている。

近現代NASA公式サイト古拙期神統記

元になった神話

アトラス世界の西の果てで天を支え続けるティタン神族の一柱。イアペトスの子でプロメテウスの兄弟にあたる。ホメロスでは海の深みを知り、天と地を隔てる柱を保つ者とされ、カリュプソの父。地名のアトラス山脈、大西洋(Atlantic)、そして地図帳の atlas へと名前が広がった。

アトラスから来たほかの言葉