出典 · ローマ期
神託の衰微について
プルタルコス · 1世紀末〜2世紀初頭 · On the Obsolescence of Oracles (De defectu oraculorum)
『モラリア』所収の対話篇。17節(419b-e)に「大いなるパンは死んだ」という声の逸話がある。節番号で参照する。
この出典が語っていること
パン
- プルタルコスは、ティベリウス帝の時代にイオニア海のパクソイ島の近くで、船の水先案内人タムスが「大いなるパンは死んだと告げよ」という声を聞き、その通りに叫ぶと多くの嘆きの声が上がった、という話を伝える。神が死ぬという珍しい話で、報告を受けたティベリウスの学者たちはこのパンを「ヘルメスとペネロペの子」と推定した。 (17(419b-e))
- 関係: child → penelope (ヘロドトス 2.145「ギリシャ人によればパンはペネロペとヘルメスの子」。プルタルコス 17(419e)でもティベリウスの学者たちがそう推定する)
フェニックス
- 現存する最古の言及は、ヘシオドスの詩句として引用される寿命の数え歌。カラスは人の9世代、鹿はカラスの4倍、ワタリガラスは鹿の3倍、フェニックスはワタリガラスの9倍、ニンフはフェニックスの10倍を生きる。生まれ変わりの話はなく、長寿のたとえにとどまる。 (11(415C-D)。ヘシオドスの断片(Merkelbach-West fr. 304)として引用。語り手はニンフたち)