出典 · 古典期(悲劇・歴史)
タウリケのイピゲネイア
エウリピデス · 前414年頃 · Iphigenia in Tauris
日本語訳: 松平千秋・久保正彰・岡道男編『ギリシア悲劇全集』岩波書店、1990-93(全13巻+別巻) / 丹下和彦訳『エウリピデス 悲劇全集』京都大学学術出版会(西洋古典叢書)、2012-16 · 原文・参考リンク ↗
この出典が語っていること
アルテミス
- 関係: companion → iphigenia (28-30, 783-786。犠牲の直前に鹿とすり替え、タウリケへ運んで自らの女神官とした)
イピゲネイア
- 『タウリケのイピゲネイア』の冒頭で本人が語る。祭壇で殺されようとしたとき、アルテミスがアカイア人の手に鹿を渡して自分をすり替え、黒海の北のタウリケへ運んだ。そこで異邦人を生贄にする女神の巫女をしている。 (27-30(鹿のすり替え)、34-41(巫女))
- 『タウリケのイピゲネイア』で、イピゲネイアは捕らえた若者の一人に故郷への手紙を託し、失われた場合に備えて中身を口で読み上げる。「アウリスで殺されたイピゲネイアが生きてオレステスに送る」と聞いて、もう一人の若者が自分がオレステスだと明かす。 (725-797(英訳の区切りでは769付近))
- 劇の最後にアテナが現れ、オレステスには女神像をアッティカに祀るよう命じ、イピゲネイアにはブラウロンでアルテミスの鍵を預かる巫女となり、そこで死んで葬られると告げる。 (1435-1474)
- 関係: sibling → orestes (『タウリケのイピゲネイア』725-841 で再会する)
- 関係: companion → artemis (タウリケでアルテミスの巫女とされる。『タウリケのイピゲネイア』34-41(「この神殿の巫女にわたしを据えた」))
オレステス
- 『タウリケのイピゲネイア』では、エリニュエスから逃れるためアルテミス像を持ち帰るよう命じられてタウリケに渡り、生贄にされかけたところで巫女が姉だと分かる。復讐譚が再会と救出の物語に転じている。 (77-92(神託)、725-841(再会))
- 関係: sibling → iphigenia (725-841)