ギリシャ神話が語源の言葉

土星の衛星テティス

貝の車に乗る海の女神テテュス。ゴルツィウスの連作「神々」より。
貝の車に乗る海の女神テテュス。ゴルツィウスの連作「神々」より。ヘンドリック・ホルツィウス『貝の車に乗るテテュス(連作「神々」より)』1588〜90年・Public Domain (The Met Open Access, CC0)

土星の衛星テティス(テテュス)は、1684年に天文学者カッシーニが見つけた。名は、海の神オケアノスの妻で、世界の川の母とされるティタンの女神テテュスから。アキレスの母テティスとは別の女神である。表面の地形には、主に『オデュッセイア』の人物や場所の名が付けられている。さらにこの衛星には、同じ軌道を前後に60度ずつ離れて回る小さな衛星が2つあり、後ろを追うほうには、オデュッセウスを島に引き留めた女神カリュプソの名が付いている。

近現代NASA公式サイトホメロスオデュッセイア

元になった神話

テテュスティタン神族の女神で、オケアノスの妻。夫とのあいだに世界中の川と三千人のオケアニスを産んだ「水の母」。『イリアス』では幼いヘラを育てた養母として登場する。日本語では海の女神テティス(アキレスの母)と表記が似ていて混同されやすいが、系譜上はテティスの祖母にあたる。

テテュスから来たほかの言葉