天国と地獄
オッフェンバック

オッフェンバックが作曲した全二幕のオペレッタ。1858年にパリで初演された。原題は「地獄のオルフェ」で、ギリシャ神話の歌い手オルフェウスが、死んだ妻を取り戻しに冥界へ下る悲しい話を、笑いの劇に仕立て直したもの。日本では1914年(大正3年)に東京の帝国劇場で初めて上演されて以来、『天国と地獄』の題で親しまれている。最後を飾るにぎやかな踊りの音楽は、フレンチ・カンカンの音楽として世界に広まり、無声映画の大活劇の伴奏にもよく使われた。
近現代デジタル大辞泉近現代日本大百科全書(ニッポニカ)
