ギリシャ神話が語源の言葉

スイセン属

Narcissus

水に映る自分の姿に見入るナルシス。カラヴァッジョの絵。
水に映る自分の姿に見入るナルシス。カラヴァッジョの絵。カラヴァッジョ『ナルシス』1600年・Public domain

英語 narcissus(スイセン)は1540年代から。ラテン語 narcissus、ギリシャ語 νάρκισσος から。古くからギリシャ語 νάρκη(しびれ)と結びつけて「麻痺させる花」と説明されてきたが、語源辞典は言語学者ビークスの見解を引いて、これを民間語源とし、語尾から見てギリシャ語以前の言語の語だとする。花の名と人名のどちらが先かについて、パウサニアス(9.31.9)は花のほうが古いと考えていた。

近現代オンライン語源辞典ローマ期ギリシア案内記

元になった神話

ナルシス水面に映った自分の姿に恋して死に、スイセンの花に変わった美少年。ナルシシズム(自己愛)の語源。今よく知られる「エコーに愛され、彼女を拒んだ」という形は、オウィディウス『変身物語』で初めて現れるとされる。

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