ギリシャ神話が語源の言葉

ナルシシズム

水に映る自分の姿に見入るナルシス。カラヴァッジョの絵。
水に映る自分の姿に見入るナルシス。カラヴァッジョの絵。カラヴァッジョ『ナルシス』1600年・Public domain

自己愛を指す精神医学の用語。1899年にドイツの精神科医パウル・ネッケが Narzissismus として作り、その前年の1898年にハヴロック・エリスが、自分の姿に恋したナルシス(オウィディウス『変身物語』3.339-510)になぞらえたのが下地になった。英語 narcissism の初出は1905年、narcissistic は1912年、narcissist は1919年。

近現代オンライン語源辞典

元になった神話

ナルシス水面に映った自分の姿に恋して死に、スイセンの花に変わった美少年。ナルシシズム(自己愛)の語源。今よく知られる「エコーに愛され、彼女を拒んだ」という形は、オウィディウス『変身物語』で初めて現れるとされる。

ナルシスから来たほかの言葉