ギリシャ神話が語源の言葉

しし座

ヘラクレスと組み合うネメアの獅子。スルバランの絵。
ヘラクレスと組み合うネメアの獅子。スルバランの絵。フランシスコ・デ・スルバラン『ネメアの獅子と戦うヘラクレス』1634年・Public domain

しし座(獅子座)のライオンは、ヘラクレスが素手で倒したネメアの獅子とされる。もっとも、ヒュギヌスの『天文譜』が最初に挙げる理由はもっと単純で、あらゆる獣の王と考えられていたからゼウスが星にした、というものだ。そのうえで、これはヘラクレスの最初の戦いの相手で、彼が武器を持たずに殺したからだ、とまで言う人々もいる、と書き添え、何人もの詩人がこの話を書いたと述べている。英語の Leo はラテン語で「ライオン」の意味で、星座の名としては古英語の終わりごろから使われている。11月中旬に見ごろを迎えるしし座流星群(英語で Leonid)の名は1868年から。語源辞典によれば、流れ星がとりわけ多く降るのはおよそ33年ごとで、テンペル・タットル彗星と結びついていると考えられている。

ローマ期天文譜近現代オンライン語源辞典近現代国立天文台 公式サイト

元になった神話

ネメアの獅子ペロポネソス半島のネメアを荒らした獅子。刃も矢も通らず、ヘラクレスは素手で絞め殺した。十二の功業の第一で、ヘラクレスがかぶる獅子の皮はこの獅子のものとされることが多い。