コルヌコピア
豊穣の角

果物や花があふれ出る角の飾り、コルヌコピア(豊穣の角)。ラテン語の「豊かさの角」がもとで、実りと豊かさのしるしとして古くから使われ、英語には1590年代に入った。語源辞典によれば、もとは赤ん坊のゼウスを育てたアマルテイアの山羊の角のことだった。オウィディウスの『祭暦』では、アマルテイアはゼウスを隠して育てたニンフで、その飼っていた山羊が乳を与えた。山羊が木にぶつけて角を折ると、ニンフは角に果物を詰めてゼウスの口もとへ運んだ。のちに王となったゼウスは、乳母とその「実りの角」を星にしたという。
