ギリシャ神話が語源の言葉

土星の衛星カリプソ

洞窟の前のカリュプソ(右)と、岩の上から海のほうを向いて立つオデュッセウス。ベックリンの絵。
洞窟の前のカリュプソ(右)と、岩の上から海のほうを向いて立つオデュッセウス。ベックリンの絵。アルノルト・ベックリン『オデュッセウスとカリュプソ』1882年・Public domain

土星の衛星カリプソは、1980年に地上の望遠鏡で見つかった半径10キロほどの小さな衛星である。大きな衛星テティスと同じ軌道を、60度遅れて追いかけるように回っている。名は、オデュッセウスを島に7年引き留めた女神カリュプソから。『オデュッセイア』では、父は天を支えるアトラスで、土星にはアトラスの名を持つ衛星もある。前を行く衛星テティスの地形には『オデュッセイア』の人物や場所の名が付いていて、カリュプソは自分の物語の後ろを回っていることになる。

近現代NASA公式サイトホメロスオデュッセイア

元になった神話

カリュプソオギュギア島に住む女神(ニンフ)。難破したオデュッセウスを7年引き留め、不死と不老を与えると申し出るが、彼は故郷と妻を選ぶ。ゼウスの命でヘルメスが遣わされ、ようやく彼を送り出す。

カリュプソから来たほかの言葉