ギリシャ神話が語源の言葉

木星の衛星カリスト

ディアナ(アルテミス)と従者のカリスト。ティツィアーノの作。
ディアナ(アルテミス)と従者のカリスト。ティツィアーノの作。ティツィアーノ『ディアナとカリスト』1556〜1559年・Public domain

木星の4大衛星の一つカリストは、1610年にガリレオが発見した(NASA)。名前は熊に変えられたカリストから取られ、17世紀に付けられたが、広く使われたのは19世紀半ばから(etymonline)。ヒュギヌス『天文譜』によれば、このカリストが星になったのが大熊座である。大熊座とのつながりは、北極を指す英語 arctic にも残る。ギリシャ語 arktos は「熊」で、同時に大熊座と北の方角も意味し、「熊座の」を表す arktikos が arctic の元になった(14世紀後半から)。

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元になった神話

カリストアルテミスに従って処女の誓いを立てた狩りの娘。ゼウスに身ごもらされ、熊に変えられた末、息子アルカスとともに星座(大熊座・小熊座)にされた。ホメロスは「海に沈まない熊座」を歌うだけで、その理由をカリストの物語で説明するのは後代の詩人たち。北極 arctic の「熊」ともつながる。

カリストから来たほかの言葉