アンモナイト

化石でおなじみのアンモナイトは、中世ラテン語の「アモンの角」から名付けられた。アモンはエジプトの神で、雄羊の角を持つ姿で表され、ぐるぐる巻いた化石がその角に似ていたからである。似ていることには古代の人も気づいていたという。そしてこのアモンを、ギリシャ人はゼウスと同じ神と考えた。ヘロドトスは『歴史』で、エジプト人はゼウスをアモンと呼ぶと書き、ゼウスの像が雄羊の頭をしている理由として、こんな話を伝える。ゼウスにどうしても会いたがったヘラクレスに、姿を見せたくないゼウスは、雄羊の頭を切って皮をかぶり、その姿で現れた、と。英語の ammonite は1758年から見える。
