アンモニア

つんとくる匂いの気体アンモニアの名は、「アモンの塩」から来ている。この塩はリビアにあった「ユピテル・アモン」の神殿、つまりローマ人がユピテル(ゼウス)と同じ神とみなしたエジプトの神アモンの聖所の近くで採れたとされる。1782年にスウェーデンの化学者ベリマンが、この塩から得られる気体をラテン語でこう名付け、英語では1799年から見える。神殿は、アウグストゥスの時代にはすでに古い聖所だったという。ギリシャ人もアモンをゼウスと重ねていて、ヘロドトスは「エジプト人はゼウスをアモンと呼ぶ」と書いている。
