ギリシャ神話が語源の言葉

アンモニア

片手を高く掲げて立つゼウスの大理石像。
片手を高く掲げて立つゼウスの大理石像。作者不詳『スミルナのゼウス』写真は2009年・Public domain

つんとくる匂いの気体アンモニアの名は、「アモンの塩」から来ている。この塩はリビアにあった「ユピテル・アモン」の神殿、つまりローマ人がユピテル(ゼウス)と同じ神とみなしたエジプトの神アモンの聖所の近くで採れたとされる。1782年にスウェーデンの化学者ベリマンが、この塩から得られる気体をラテン語でこう名付け、英語では1799年から見える。神殿は、アウグストゥスの時代にはすでに古い聖所だったという。ギリシャ人もアモンをゼウスと重ねていて、ヘロドトスは「エジプト人はゼウスをアモンと呼ぶ」と書いている。

近現代オンライン語源辞典古典期歴史

元になった神話

ゼウスオリュンポスの神々の王。クロノスとレアの末子で、父を倒して天を得た。多くの女神・人間の女性との間に子をもうけ、神々と英雄の多くの父になった。トロイア戦争では人間の側に肩入れしつつ、最後は運命の側に立つ。

ゼウスから来たほかの言葉