出典 · 古典期(悲劇・歴史)
プルトス(富)
アリストパネス · 前388年上演 · Plutus (Wealth)
喜劇。ゼウスに目を見えなくされた富の神プルトスが、アスクレピオスの神殿で目を治され、正しい人だけが豊かになる。行番号で参照する。ギリシャ語本文は Hall-Geldart(Oxford 1907、Perseus)、英訳は Project Gutenberg『The Eleven Comedies』第2巻(1912年の匿名訳)で確認。
この出典が語っていること
プルトス
- アリストパネスの喜劇『プルトス』(前388年上演)では、貧しく正直なクレミュロスが、神託に従って神殿を出て最初に出会った盲目の老人についていくと、それがプルトスだった。プルトスは、若いころに正しく賢く身を慎む人のところにだけ行くとゼウスを脅したところ、人間をねたんだゼウスに、見分けがつかないよう目を見えなくされたと語る。 (32-43、78-92(ギリシャ語本文 Hall-Geldart、英訳 1912年の匿名訳で確認))
- 同じ劇で、プルトスは海で身を清めたあとアスクレピオスの神殿で夜を過ごす。現れた神がプルトスの頭に触れ、まぶたを布でぬぐうと、パナケイアが頭を赤い布で覆い、神殿から這い出た二匹の大蛇がまぶたをなめた。プルトスは目が見えるようになって立ち上がる。以後、正しい者が豊かになり、捧げものの絶えたヘルメスは寝返りを申し出て、最後にプルトスはアテナの神殿の奥の宝物庫(オピストドモス)に、以前のように番人として据えられる。 (653-747、1097-1170、1189-1193)
- 関係: punished_by → zeus (87-92 ゼウスが人間をねたんでプルトスの目を見えなくした(喜劇の設定))
- 関係: rescued_by → asclepius (653-747 アスクレピオスの神殿で目を治される(喜劇の設定))