ギリシャ神話が語源の言葉

トロイの木馬

大蛇に絞め殺されるラオコオンと息子たち。奥には小さく木馬も描かれている。
大蛇に絞め殺されるラオコオンと息子たち。奥には小さく木馬も描かれている。エル・グレコ『ラオコオン』1610〜1614年ごろ・CC0

無害な顔をして侵入し内部から加害するプログラムの総称。内に隠れた者が中から襲う罠のたとえとしては、すでにローマ時代にラテン語で「トロイアの馬」と言われていた。英語の Trojan horse は1570年代から見え、コンピュータ用語としての用例は1982年から記録される。Trojan は「トロイアの」という意味だが、『オデュッセイア』によれば、木馬を作ったのはギリシャ方のエペイオスで、アテナの助けを借りたという。

近現代オンライン語源辞典ホメロスオデュッセイア

元になった神話

トロイアの木馬ギリシャ軍が中に兵を潜ませてトロイア城内に運び込ませた巨大な木の馬。『イリアス』には出てこず、『オデュッセイア』で三度短く語られ、最も詳しく描くのはウェルギリウス『アエネイス』第2巻である。