ギリシャ神話が語源の言葉

土星の衛星タイタン

土星の衛星タイタン(NASA の探査機カッシーニの写真)
土星の衛星タイタン(NASA の探査機カッシーニの写真)NASA/JPL-Caltech/宇宙科学研究所(探査機カッシーニ)『土星の衛星タイタン』2012年1月30日(コモンズの日付)・Public domain

土星でいちばん大きな衛星タイタンは、1655年にオランダの天文学者が見つけ、はじめはラテン語で「土星の月」とだけ呼ばれていた。今の名を付けたのは、天文学者ジョン・ハーシェル。土星の英語名サターン(サトゥルヌス)はギリシャ神話のクロノスにあたり、クロノスはティタンと呼ばれる古い神々の一人である。ハーシェルは土星の衛星の名前について、「サトゥルヌスは自分の子を呑み込んでしまったので、家族を周りに集められない。だから兄弟姉妹のティタンたちから選んだ」と書いている。子どもを呑んだ父の神話が、衛星の名付けの決まりになった。

近現代NASA公式サイト

元になった神話

ティタン族天空の神ウラノスと大地の女神ガイアから生まれた12柱の神々。末子クロノスが父の王座を奪って世界を治めたが、クロノスの子ゼウスとの10年の戦いに敗れてタルタロスに閉じ込められた。太陽・月・曙、川と海の娘たち、アトラスやプロメテウス、そしてオリュンポスの神々は、みなティタンの子孫にあたる。