ギリシャ神話が語源の言葉

Progne

ツバメ科の属名

プロクネと妹ピロメラが、テレウス王に息子イテュスの首を見せる場面。ルーベンスの原画による版画。
プロクネと妹ピロメラが、テレウス王に息子イテュスの首を見せる場面。ルーベンスの原画による版画。ルーベンスの原画による版画(コルネリス・ハレ刊)『息子イテュスの首をテレウスに見せるプロクネ』1630〜1650年・CC0
要確認

ツバメ科の属 Progne(1826年、F. ボイエ命名。代表種 Progne subis は英名 Purple Martin)。Progne はプロクネのラテン語綴りで、ツバメになった王妃プロクネにちなむ命名とされる。ツバメになるのがプロクネだというのはラテン語の伝え(ヒュギヌス 45)の組み合わせで、ギリシャ語の伝え(アポロドーロス 3.14.8)ではプロクネはナイチンゲールになる。

近現代GBIF 生物分類データ(GBIF Backbone Taxonomy)ローマ期神話集(ファブラエ)ローマ期ビブリオテーケー(ギリシア神話)

元になった神話

プロクネアテナイ王パンディオンの娘で、トラキア王テレウスの妻。夫が妹ピロメラを辱めて舌を切ったと知り、夫との息子イテュスを殺して料理し、夫に食べさせた。最後に姉妹とテレウスは鳥に変わる。どちらがナイチンゲールでどちらがツバメかは、ギリシャ語の伝えとラテン語の伝えで逆になる。