ギリシャ神話が語源の言葉

土星の衛星パンドラ

箱を手に、岩に腰かけるパンドラ。ルフェーヴルの絵。
箱を手に、岩に腰かけるパンドラ。ルフェーヴルの絵。ジュール・ルフェーヴル『パンドラ』1882年・Public domain

土星の衛星パンドラは、1980年に探査機ボイジャー1号の画像から見つかった小さな衛星で、細かな氷の塵にすっぽり覆われている。土星の細い環(F環)の外側を回り、内側のプロメテウスと一緒に、この環をはさむ位置にいる。NASAの説明では、プロメテウスが環を保つのに対して、パンドラは環をかき乱しがちだという。神々が災いの贈り物として人間に送り込んだ女性の名にふさわしい働きである。

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元になった神話

パンドラ神々が造った最初の女。ゼウスが火を盗まれた代償として人間に送った「災いと引き換えの良きもの」であり、壺の蓋を開けてあらゆる災いを世に放った。ただし『神統記』では同じ女に名前が与えられていない。