ギリシャ神話が語源の言葉

パレス

メダルの形で描いたエウアンドロスの横顔。16世紀の本の版画。
メダルの形で描いたエウアンドロスの横顔。16世紀の本の版画。ギヨーム・ルイエ(刊)『エウアンドロス(『肖像便覧』)』1553年・Public domain

英語 palace は13世紀初めから使われ、ラテン語 palatium「パラティヌスの丘」(複数形で「宮殿」)から来ている。ローマの七丘の一つであるこの丘に、アウグストゥスの住まいがあったため。丘の名の由来について、リウィウスは、エウアンドルスらアルカディア人の町パランテウムから「パランティウム」、さらに「パラティウム」になったと伝える(1.5.1)。語源辞典は別の候補として、杭(palus)、羊飼いの女神パレス、口蓋(palatum)を挙げていて、定まっていない。

近現代オンライン語源辞典ローマ期ローマ建国以来の歴史

元になった神話

エウアンドルスギリシャのアルカディアから移ってきて、のちにローマとなる丘の上に町パランテウムを築いていた老王。『アエネイス』8巻でアイネイアスを迎え、まだ牧草地だったローマの地を案内し、息子パラスを援軍として託す。