ギリシャ神話が語源の言葉

エディプス・コンプレックス

スフィンクスの謎に向き合うオイディプス。アングルの絵。
スフィンクスの謎に向き合うオイディプス。アングルの絵。ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル『オイディプスとスフィンクス』1808年・Public domain

男の子が、同性の親である父を憎み、母を慕う無意識の傾向。フロイトの用語で、英語 Oedipus complex は1910年から記録がある(形容詞 Oedipal は1939年から)。知らずに父を殺し母と結婚したテーバイ王オイディプスにちなむ。日本語の辞典では、神話の人名表記「オイディプス」ではなく「エディプス」の形で載っている。オイディプスの名は、ギリシャ語の oidan(腫れる)と pous(足)からなり、「腫れた足」の意味である。

近現代オンライン語源辞典近現代デジタル大辞泉

元になった神話

オイディプステーバイ王ライオスの子。「父を殺し母と結婚する」という神託どおり、知らずに父を殺し、スフィンクスの謎を解いてテーバイの王となり、母イオカステと結婚した。真相を知ったあと自ら目を突いて放浪する、という今の形はソポクレスのもので、ホメロスでは目を突かずにテーバイを治め続ける。