ギリシャ神話が語源の言葉

ヘレスポントス

雄羊にまたがる若い男。下には魚が見える。紀元前450年ごろの浮き彫り。
雄羊にまたがる若い男。下には魚が見える。紀元前450年ごろの浮き彫り。『テラコッタの浮彫板』前450年ごろ・Public Domain (The Met Open Access, CC0)

エーゲ海とマルマラ海を結ぶ海峡、今のダーダネルス海峡の古名。アポロドーロスによれば、金毛の雄羊に乗って逃げたヘレが、シゲイオンとケルソネソスの間の海で落ちて溺れたため、その海がヘレスポントス(ヘレの海)と呼ばれるようになった。金羊毛の物語が地名に残っている例。

ローマ期ビブリオテーケー(ギリシア神話)近現代日本大百科全書(ニッポニカ)

元になった神話

ヘレスポントスエーゲ海とマルマラ海のあいだの海峡の古い名で、いまのダーダネルス海峡。金の羊に乗って逃げた少女ヘレが落ちて溺れたので「ヘレの海」と呼ばれた、とアポロドーロスは書く。アジア側にはトロイアがあり、アキレスの塚は海峡に突き出た岬に築かれた。のちにペルシャの大王クセルクセスが、橋を壊したこの海峡をむちで打たせた。