ギリシャ神話が語源の言葉

ガス

「気体」を意味する gas は、17世紀のフランドルの化学者ファン・ヘルモントが作った人工語で、ギリシャ語 khaos(空虚)をオランダ語の発音で写したものとされる。ヘルモント自身が「これまで知られていなかったこの蒸気を、新しい名で gas と呼ぶ」と書いている。背景には、パラケルススが khaos を精気の元素のような特殊な意味で使っていたことがあると考えられる。

近現代オンライン語源辞典

元になった神話

カオス世界の最初に生じた存在。ヘシオドス『神統記』では「まず最初にカオスが生じた」とされ、ここから闇(エレボス)と夜(ニュクス)が生まれる。原義は「口を開けた空隙」で、「ごちゃ混ぜの混沌」という意味はローマのオウィディウス以降に強まった。

カオスから来たほかの言葉