ギリシャ神話が語源の言葉

エピゴーネン

思想・文学・芸術などで、先人をまねるばかりで独創性のない追随者・亜流を指す語。日本語へはドイツ語 Epigonen から入り、精選版日本国語大辞典は芥川龍之介の1927年の文章を用例に挙げる。英語 epigone は1865年から。もとはギリシャ語 epigonos「後に生まれた者」で、複数形エピゴノイは古典では特に、テーバイと戦った七将の息子たちを指した。父祖の偉業の後に生まれた者、という意味合いが「亜流」へと転じた。

近現代デジタル大辞泉近現代オンライン語源辞典近現代精選版 日本国語大辞典

元になった神話

エピゴノイのテーバイ攻めテーバイ攻めに失敗して倒れた七将の息子たちが、10年後に父の仇を討つため再びテーバイを攻め、今度は落とした戦い。アルクマイオンを総大将とし、ディオメデスやステネロスも加わった。『イリアス』でステネロスが「我々は父たちより優れている、七門のテーバイを落としたのだから」と誇るのがこの戦い。