ギリシャ神話が語源の言葉

ジンチョウゲ属

沈丁花

アポロンに触れられた瞬間、月桂樹に変わっていくダプネ。ピエロ・デル・ポッライオーロの作。
アポロンに触れられた瞬間、月桂樹に変わっていくダプネ。ピエロ・デル・ポッライオーロの作。ピエロ・デル・ポッライオーロ『アポロンとダプネ』1470〜1480年ごろ・Public domain

植物の属名 Daphne(ジンチョウゲ科)は、ギリシャ語で月桂樹を指す δάφνη(月桂樹に変わったニンフ、ダプネの名と同じ語)を属名にしたもの。ところがこの属は月桂樹(Laurus nobilis、クスノキ科)とは別の植物で、日本の沈丁花の学名は Daphne odora になっている。δάφνη はラテン語 laurus と関係があり、ギリシャ語以前の地中海の言語に由来するとみられている。

近現代GBIF 生物分類データ(GBIF Backbone Taxonomy)近現代オンライン語源辞典

元になった神話

ダプネアポロンに追われ、月桂樹に変わったニンフ。名前がそのまま「月桂樹」を意味し、アポロンが月桂樹の冠を身につける理由を語る由来譚になっている。父親や筋立ては出典ごとに違い、エロスの矢から始まる有名な形はオウィディウスのもの。

ダプネから来たほかの言葉