ギリシャ神話が語源の言葉

サイプレス

糸杉

アポロンとキュパリッソス。足もとに鹿。クロード=マリー・デュビュフの作。
アポロンとキュパリッソス。足もとに鹿。クロード=マリー・デュビュフの作。クロード=マリー・デュビュフ『アポロンとキュパリッソス』1821年・Public domain

英語 cypress は古フランス語 cipres、ラテン語 cupressus を経て、ギリシャ語 kyparissos に行き着く。ギリシャ語自体は、ギリシャ語以前の地中海の言葉から来たと考えられている。英語での初出は12世紀後半。枝が葬儀に使われ、死者を悼むしるしとされた木で、オウィディウスはその由来をアポロンに愛された少年キュパリッソスの変身として語る。

近現代オンライン語源辞典ローマ期変身物語

元になった神話

キュパリッソスケオス島の美少年で、アポロンに愛された。かわいがっていた聖なる鹿を誤って投げ槍で殺してしまい、永遠に悲しみ続けたいと願って糸杉(サイプレス)に変えられた。糸杉が喪の木とされる由来として、オウィディウス『変身物語』第10巻に語られる。