コルチカム
イヌサフラン

秋に花を咲かせる球根植物コルチカム(和名イヌサフラン)の属名は、ギリシャ語の「コルキスの」から。黒海の東の古い土地コルキスに生えていたことにちなむ。コルキスは、英雄イアソンがアルゴ号で金の羊毛を取りに行った国で、魔女メデイアの故郷でもある。球根や種にはコルヒチンという成分が含まれ、もとは毒をもつ植物だが、少量を痛風の薬として使ってきた。植物の品種改良にも使われる。古代ギリシャの医者ディオスコリデスは、コルチカムを毒キノコと同じ、毒のある植物として扱っていた。
近現代日本大百科全書(ニッポニカ)近現代デジタル大辞泉