ギリシャ神話が語源の言葉

クロノグラフ・クロノロジー

鎌を手に立つクロノス。19世紀の神話の本の挿絵。
鎌を手に立つクロノス。19世紀の神話の本の挿絵。作者不詳(木版)『クロノス(サトゥルヌス)』1882年・Public domain

ストップウォッチ付きの時計クロノグラフ(1831年から英語に見える)や、年代順を意味するクロノロジーの「クロノ」は、ギリシャ語で「時」を表す khronos から来ている。一方、ゼウスの父で、ティタンの神々の長だったクロノスは綴りが Kronos で、語源辞典によれば名の由来ははっきりせず、「時」の khronos とはおそらく関係がない。音がほとんど同じなので二つを結びつける解釈もあるが、語源辞典はそれを民間語源、つまり俗説として扱っている。わが子を呑み込む神と、時計の針。つい重ねたくなるが、別の言葉である。

近現代オンライン語源辞典

名前が似ている神話

クロノスティタン神族の末子で、父ウラノスを倒して世界を支配した神。自分も子に倒されると知って生まれる子を呑み込み続けたが、末子ゼウスに同じ運命をたどらされる。一方で彼が治めた時代は「黄金の種族」の時代として理想化される。

クロノスから来た言葉