ギリシャ神話が語源の言葉

小惑星キロン

若いアキレスに弓を教えるケンタウロスのケイロン。ルニョーの絵。
若いアキレスに弓を教えるケンタウロスのケイロン。ルニョーの絵。ジャン=バティスト・ルニョー『ケンタウロスのケイロンによるアキレスの教育』1782年・Public domain

1977年10月18日、パロマー天文台でチャールズ・コワルが見つけた天体。小惑星センター(IAU)の命名理由は「ケンタウロスのうち最も賢く最も正しい者、クロノスとオケアノスのニンフ、ピリュラの子。アポロンとディアナに愛されて植物学・音楽・天文・占い・医術を学び、今度は自らギリシャの英雄たちの師となった」と記す(Minor Planet Circular 4359)。木星と海王星のあいだを回る同じような天体の一群は「ケンタウルス族」と呼ばれ、IAU の小天体命名作業部会の規則は、この一群に神話のケンタウロスの名を付けると定めている。語源辞典によれば、薬草センタウリーの名も、プリニウスが伝えるところでは、ケイロンがその薬効を見つけたことから付いたという。

近現代小惑星センター(IAU)近現代NASA公式サイト近現代オンライン語源辞典近現代IAU小天体命名作業部会「彗星以外の太陽系小天体の命名規則と指針」

元になった神話

ケイロンケンタウロスでありながら、医術と音楽と武術を英雄たちに教えた賢者。アキレスの師として知られる。ホメロスが触れるのは薬草の知識と一本の槍だけで、養育者としての姿は後代に大きくなった。

ケイロンから来たほかの言葉