ギリシャ神話が語源の言葉

シャンゼリゼ

エリュシオンの野のほとりのレテの水
エリュシオンの野のほとりのレテの水ジョン・ロダム・スペンサー・スタナップ『エリュシオンの野のほとりのレテの水』1880年・Public domain

パリの大通りの名は、フランス語で「エリュシオンの野(Élysées の野 champs)」、つまりギリシャ神話で英雄や善人が死後に住む楽園の名から来ている(平凡社『世界大百科事典』)。日本大百科全書によれば、1664年にコルベールの命で整地が始まり、1709年にシャンゼリゼ(楽園の原)と名づけられた。

近現代改訂新版 世界大百科事典近現代日本大百科全書(ニッポニカ)

元になった神話

エリュシオン選ばれた英雄や善人が死後に(あるいは死なずに)送られる楽園。ホメロスでは冥界とは別の「大地の果て」にあって、神々に縁のあるメネラオスが死なずに行く所だった。ウェルギリウスでは冥界の中の、善人の魂が住む明るい野になる。パリのシャンゼリゼ大通りはこの名のフランス語訳。